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2005年08月13日

五個荘で近江商人の招き猫を探す(滋賀県東近江市)

滋賀県の旅2日目、中山道中は愛知川宿と武佐宿の間にある五個荘(ごこしょう、ごかのしょう)へ行ってきた。五個荘は、近江商人の故郷として、日野や近江八幡とともに名高い。ちなみに、伊藤忠、丸紅、トーメン、高島屋、大丸、西武グループ、日本生命、これらの企業はすべて近江商人が興している。


五個荘のルーツは、この土地を本拠地としていた「小幡商人」にある。小幡商人は若狭方面、伊勢方面の双方への街道通商権を保有する唯一の商人であったことから、地の利を活かして繁栄した。五個荘出身の企業としてはワコールが有名とのこと。


五個荘は国道8号線沿いにある小さい集落だ。最初、場所がよく分からず集落のはずれに車を停めてそこから散歩を始めた。


街を歩くと、至る処に水が流れていることに気付く。水面を浮き草が流れている。緑色が映えて綺麗だった。


藤井彦四郎邸が目にとまった。「スキー毛糸」という化学繊維の製造を日本で初めて行ったことで有名になった近江商人だ。


門を抜けると玉砂利がひいてある。


邸内ではボランティアの方に色々と説明をして頂いたが、そこに置かれている物よりもむしろ建物が凄い。檜造りで、天井も高く、細工も素晴らしい。畳もい草の先の細い部分しか使わないためとてもきめが細かい。中庭も素晴らしい造りだった。


ツカモトコーポレーションの創業者、塚本佐田右衛門の書いた言葉が保存されていた。「その秘訣はただただお極意さまに利益を守ってやることお得意さまに利益があれば自然商家は繁盛するものです」とのこと。ごもっとも。


近江商人街の中心である金堂集落へ向かう途中の田園風景。


見事な松並木を抜けると金堂集落に入る。


集落に入った瞬間に見事な街並みが広がる。黒い木でできた塀と、白い壁が続く。どの家ももの凄く大きい。しかし、派手に主張することはなく、ひっそりとどっしりと構えている。


金堂にも家のすぐ脇に水が流れている。涼しげだ。


表通りはこのような立派な建物がしっかりと保存されているのだが、路地を一歩入ると近代風の建物が増えてきているようだ。地元の人のすることだから何とも言えないけど、ちょっと悲しいことだ。

もう一つ、今年の2月に五個荘町・八日市市・永源寺町・湖東町・愛東町が合併して「東近江市」という名前になった。町名としては今後も残り続けるとは思うが、やはり歴史ある名前を潰して欲しくはない。

街の人の力を合わせて古きよきものを残していって欲しい。

投稿者 hideo : 2005年08月13日 14:32

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