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2005年05月07日

水戸は宮町にて花魁に出会う

常磐道を北上して水戸に到着。水戸×仙台の試合まで時間があったので、水戸の街をぶらぶらと散歩することにした。水戸は偕楽園は来たことがあるものの、しっかりと街歩きをしたことは無い。はてさて、光圀公のお膝元は猫街か犬街か。


メインストリートを歩いてもパンパラパンな建物ばかりでちっとも面白く無いのでだいたい裏路地に入る。最初に見つけたのは、「水戸屋」という団子屋。後から気づいたが、水戸は団子屋と饅頭屋が多かった。


ちょっと頭を振れば渋い路地があったり、


時代を感じさせる雑居ビルがあったりする。右側は古ぼけた名画座。こういう雰囲気の街は良い。そんで、この名画座の脇に、


「東照宮参道 宮下銀座」という古めかしい商店街の入り口があった。メインストリートの横にいきなりドンと薄暗い口が開いている。


どうも夜の商店街という感じ。殆どが飲み屋。シャッターを下ろしている店が多く、ひっそりと静まりかえっていた。夜はギンギラと賑やかしくなるんだろう。


きになった路地に入る。写真が巧く撮れていないのが残念だけど、ここは「宮町」という住所で、豊臣の時代商人街で始まって、その後は赤線として遊郭が集まり、男どもの遊び場として昭和初期まで賑わっていたところらしい。

ちょっと立ち止まっていると、「水戸の人じゃないでしょ」と赤い頬のお婆ちゃんに声をかけられる。「ここはねえ」と街の歴史を教えてくれた。我々は自然とこの路地に足が向かったが、確かに人を引き込ませる雰囲気があった。


ちょっと変わった建物が多い。そして、若干の谷地、かつ袋小路状になっており、ヒンヤリと涼しい。建物の多くは民家になっていたり、廃墟になっている。薄汚れて歴史を感じさせる壁が何かを語りかけてくる。人の想いがしずしずと。


雨が上がったところで、猫どもがウロウロと出てきた。花魁の生まれ変わりか。なんて思っていたら、行き止まりになった。すると後ろから「兄ちゃん、そこの階段から上に行けるよ」と声をかけられる。


雑居ビルの裏で出会った猫。ちゃーんとご飯をもらっている。かわいがられている猫は人間をあまり怖がらない。悪い人の臭いはかぎ分けろよ。

水戸は歴史豊かな街。そして、誇りに思えるものと共に住む人々は、他所の者に対しても優しい。俺が知っている茨城県とは全く違うものがあった。ちょっと見直した。水戸は、また来たいと思える猫街だった。

投稿者 hideo : 2005年05月07日 20:15

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