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2005年02月16日

ニート(玄田有史、曲沼美恵)

Not in Education, Employment, or Training、学生でもなく、職に就いているでもなく、職業訓練の状態にもない人々のことをニートと呼ぶことが割と一般的になって、そのままの題名で本で出ていた。著者は東大助教授と日経新聞上がりの女性のフリーライター。

ニートは無業者であって、フリーターとは違うこと。その存在は統計データから90万人弱いると読み取れることなどの事実面が語られた後は、ひたすら現場でのインタビューの列挙とそこからの類推という船酔いするような構成になっている。結局、ニートとなる原因は人それぞれで良く分からない。ただ、コミュニケーション能力が欠けていること、それはちょっとしたきっかけに過ぎず、誰しもがニートになる可能性があると論じられても、作品としては迫力が無い。ただ、「働こうとしない人って、どんな仕事をしたいかがわからないんじゃなくて、何をして遊びたいかが、わかってないんじゃないかな」という高校を中退したニートではない若者の言葉は印象に残った。

投稿者 hideo : 2005年02月16日 01:59

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