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2005年01月06日

サッカー監督という仕事(湯浅健二)


作者について、爆裂的なスピードで現場感の伴うレビューを書き上げるヒゲのオヤジ、読売と割と関係がある、それくらいの認識だった。今回、初めて著作を読んで、非常にバランス感覚のある頭の良い人だなと思った。頭の良い人は、分かりやすい文章を書く。横文字が多様されるのは置いておくとして、非常に読みやすい本だった。慣れた人なら新幹線の片道分。

主にドイツでのコーチ留学の体験をもとに、実際の試合場面を引用しながら、良い監督に必要とされるものについて語られる。特に、「心理マネジメント」と、それを実行するための「パーソナリティ(人間的魅力と強い意志)」が一貫して強調されていることに、自分が知っている範囲でのビジネス環境と照らし合わせて納得した。

○とにかくダメ出し、ネガティブ発言しかしない。
○平等な競争環境を作らない(スターは意味も無く優遇)。
○方向性が無い(考える際の基準が無い、ズィーコ)。
○厳格すぎて自由が無い(オフト)。
○人間的魅力が無い。

こういう人って一般の企業のマネジメント職にうじゃうじゃいる。選手が自発的に考えて、時にはルールを超越して動く環境をいかに上手く作り出すかが監督の重要な仕事であると。コーチングの教科書とも言えるこの本を、是非とも世の中のマネージャー諸氏に読んで貰いたい。

投稿者 hideo : 2005年01月06日 23:26

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